梅崎春生著「カロや 愛猫作品集」(946円=税込み、中央公論新社刊)を、読売IDをお持ちの方5人にプレゼントします。
吾輩はカロである――。「猫の話」「カロ三代」など梅崎家代々の飼い猫・カロと家族をめぐる騒動を描いた小説・随筆を中心に、全集未収録の「ウスバカ談義」、童話「大王猫の病気」などを併録した文庫オリジナル愛猫作品集です。解説は、エッセーストの荻原魚雷(ぎょらい)さん。
応募の締め切りは、6月3日(金)です。
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【プロフィル】
梅崎春生(うめざき・はるお)
作家
1915(大正4)年福岡市生まれ。東京帝国大学国文科卒業前年の39(昭和14)年に処女作「風宴」を発表。大学の講義にはほとんど出席せず、卒業論文は10日ほどで一気に書き上げる。42年陸軍に召集されて対馬重砲隊に赴くが病気のため即日帰郷。44年には海軍に召集される。復員の直後に書き上げた「桜島」のほか「日の果て」など、戦争体験をもとに人間心理を追求し戦後派作家の代表的存在となる。「ボロ家の春秋」で直木賞、「砂時計」で新潮社文学賞、「狂い凧」で芸術選奨文部大臣賞、「幻化」で毎日出版文化賞。1965(昭和40)年没。
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