遠山美都男著「新版 大化改新 『乙巳(いっし)の変』の謎を解く」(1,056円=税込み、中央公論新社刊)を、読売IDをお持ちの方5人にプレゼントします。
皇極4年(645)、中大兄皇子(なかのおおえのみこ)と中臣鎌足(なかとみのかまたり)は蘇我蝦夷(えみし)・入鹿(いるか)父子を武力で排除しました。この乙巳の変が国政改革「大化改新」の序幕だったという筋書きはあまりにも有名です。しかし、これに関して残された史料は中大兄・鎌足中心に事件を描く極めて偏ったものでした。クーデターの真の目的は何か。その首謀者は誰だったのか。本書は、王位継承をめぐる路線対立に着目して旧版を大幅改稿し、熾烈(しれつ)な権力闘争の内実に迫るものです。
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【プロフィル】
遠山美都男(とおやま・みつお)
歴史学者、学習院大学非常勤講師
1957年、東京都生まれ。学習院大学文学部卒業。同大学大学院人文科学研究科に進み、博士(史学)を取得。専門は日本古代史。著書に「壬申(じんしん)の乱」(中央公論新社)、「白村江(はくそんこう)」(講談社)、「天皇誕生」(中央公論新社)、「天皇と日本の起源」(講談社)ほか著書多数。
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