木内昇著「惣十郎(そうじゅうろう)浮世始末」(2,585円=税込み、中央公論新社刊)を、読売IDをお持ちの方10人にプレゼントします。
2022年10月から23年11月まで、読売新聞で連載した小説を加筆・修正し書籍化。江戸時代末期を舞台にした哀歓に満ちた物語で、事件の謎を解きながら、激動の時代を生きた市井の人々の姿を浮かび上がらせます。著者初となる捕物帳です。
浅草の薬種問屋で火事が起き、二体の骸(むくろ)があがった。定町廻(じょうまちまわり)同心の服部惣十郎は岡っ引きの完治らを使い犯人を捕らえるが、医者らしき指示役の足取りは掴(つか)めない。一方、町医者の梨春は惣十郎の調べを手伝う傍ら、小児医療書を翻訳刊行せんと奔走していた。浮世を騒がす事件の数々を追ううちに、惣十郎がたどり着いた驚愕(きょうがく)の真実とは。
応募締め切りは、8月2日(金)です。
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【プロフィル】
木内昇(きうち・のぼり)
作家
1967年東京生まれ。2004年「新選組 幕末の青嵐」で小説家デビュー。11年に「漂砂のうたう」で直木賞を、14年に「櫛挽道守(くしひきちもり)」で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞の三賞を受賞。他の作品に「笑い三年、泣き三月。」「よこまち余話」「光炎の人」「球道恋々(れんれん)」「火影に咲く」「万波を翔る」「剛心(ごうしん)」「かたばみ」などがある。