角田光代著「タラント」(946円=税込み、中央公論新社刊)を、読売IDをお持ちの方10人にプレゼントします。
2020年7月から21年7月まで、読売新聞で連載していた小説の文庫化(22年2月に単行本化)。
周囲の人々が“意義ある仕事”に邁進(まいしん)する中、心に深傷を負い、無気力な中年になったみのり。実家に届く不審な手紙、不登校になった甥の手で、祖父の過去が紐(ひも)解かれるとき、みのりの心は、予想外の道へと走りはじめる。心に深傷を負い、あきらめた人生に使命―タラント―が宿る。大人の心を揺さぶる再生の物語です。
応募の締め切りは、10月10日(木)です。
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【プロフィル】
角田光代(かくた・みつよ)
作家
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年「幸福な遊戯」でデビュー。96年「まどろむ夜のUFO」で野間文芸新人賞、2003年「空中庭園」で婦人公論文芸賞、05年「対岸の彼女」で直木賞、07年「八日目の蝉(せみ)」で中央公論文芸賞、11年「ツリーハウス」で伊藤整文学賞、12年には「かなたの子」で泉鏡花文学賞及び「紙の月」で柴田錬三郎賞を、14年「私のなかの彼女」で河合隼雄物語賞、21年「源氏物語」の完全新訳で読売文学賞を受賞。その他の著書に「月と雷」「坂の途中の家」「方舟(はこぶね)を燃やす」、エッセー集「世界は終わりそうにない」「月夜の散歩」などがある。