榎村寛之著「女たちの平安後期―紫式部から源平までの200年」(1,144円=税込み、中央公論新社刊)を、読売IDをお持ちの方5人にプレゼントします。
平安後期、天皇を超える絶対権力者として上皇が院政をしき、それを支える中級貴族や源氏・平家などの軍事貴族、乳母が権力を持つようになります。その中で巨大な権力を得た女院たちが登場、莫大な財産は源平合戦のきっかけを作り、武士の世へと移って行きます。紫式部が「源氏物語」で予言し、中宮彰子が行き着いた女院権力とは?「女人入眼の日本国(政治の決定権は女にある)」とまで言われた平安後期の実像がいま明かされます。
応募の締め切りは、12月26日(木)です。
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【プロフィル】
榎村寛之(えむら・ひろゆき)
日本史学者
1959年大阪府生まれ。大阪市立大学文学部卒業、岡山大学大学院文学研究科前期博士課程卒業、関西大学大学院文学研究科後期課程単位取得退学。三重県立斎宮歴史博物館学芸普及課長等を経て、現在、斎宮歴史博物館学芸員、関西大学等非常勤講師。専攻・日本古代史。博士(文学)。
主著「斎宮―伊勢斎王たちの生きた古代史」(中公新書、 2017)、「律令天皇制祭祀(さいし)の研究」(塙書房、1996)、「伊勢斎宮と斎王――祈りをささげた皇女たち」(塙書房、2004)、「古代の都と神々――怪異を吸いとる神社」(吉川弘文館、2008)、「伊勢斎宮の歴史と文化」(塙書房、2009)、「伊勢斎宮の祭祀と制度」(塙書房、2010)、「伊勢神宮と古代王権――神宮・斎宮・天皇がおりなした六百年」(筑摩選書、2012)、「律令天皇制祭祀と古代王権」(塙書房、 2020)ほか。