少女漫画のレジェンド、萩尾望都著「萩尾望都著「萩尾望都という物語 ~女子美での講義より~」(1,650円=税込み、ビジネス社刊)を、読売IDをお持ちの方3人にプレゼントします。
漫画家・萩尾望都が客員教授を務める女子美術大学で行っている講義から、選りすぐって収録。「ポーの一族」「トーマの心臓」「イグアナの娘」「メッシュ」など、心に残る数々の名作を生み出してきた萩尾望都が、自作に込めた想いを語ります。ストーリーはどのように生まれてくるのか、魅力的なキャラクターはどのようにして形作られるのか、作品の意図、着想を得た経緯などにつ いて、解説します。
繊細な画風で知られる著者ですが、現在は、デジタルとアナログの技法を併用して制作しています。今回は、その過程も公開。紙に手描きしたネーム(ラフ)をスキャンしてパソコンに取り込み、その上からデジタルでキャラクターなどを描いていきます。デジタルの絵が出来上がったらプリントして、そこからは手作業で繊細な仕上げを行います。こうした制作過程は、ここでしか見ることができない貴重な資料です。萩尾ファンのみならず、多くのマンガ好きの方にお勧めの1冊です。
応募の締め切りは、6月8日(日)です。
ビジネス社の公式サイトはこちらから。
【プロフィル】
・萩尾望都(はぎお・もと)
1949年、福岡県生まれ。1969年、「ルルとミミ」でデビュー以来、SFやファンタジーなどを取り入れた壮大な作風で名作を生み出し続けている。「ポーの一族」「11 人いる!」で1976年第21回小学館漫画賞、「残酷な神が支配する」で1997年第1回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞、「バルバラ異」で2006年第27回日本SF大賞ほか受賞多数。2012年には少女マンガ家として初の紫綬褒章を受章。2016年、40年ぶりに「ポーの一族」の新作を発表。2017年朝日賞を受賞。2019年文化功労者に選出。2022年には米国のサンディエゴで開かれていたコミックインターナショナルで「コミックの殿堂」入りをし、旭日中綬章を受章。2024年、フランスで開催された「仏アングレーム国際漫画祭」で「特別栄誉賞」 を受賞。2024年2月22日、日本芸術院会員に就任。